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宮城県気仙沼市にあるBLACK TIDE BREWINGが造るセッション・ヘイジーIPAスタイルの缶ビールです。

本作について、醸造元では次のように紹介しています。
「~たまには一息つけよと、快晴の夏空の下、彼が迎えに来る~
Umibozuシリーズ第四弾は、スウィートトロピカルで爽やかなSession Hazy IPA。
バブルガムのような甘味のあるベリー系のフレーバーと、後から爽やかに香るライムのような柑橘感で、海坊主と髭坊主もDay Offにグイッと飲みたくなる一杯。」

早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、濃いクリーム色の液体です。
強く濁っています。
口に含むと、グレープフルーツやトロピカルフルーツの香りと味がいい感じです。
どこかフルーツ牛乳のようなニュアンスも感じます。
上品で円やか、フレッシュでスイスイいけます。
これはうまいです。
バランスもよく、スッキリしていてスイスイいける傑作でした。

原材料は、大麦麦芽(ドイツ製造)、オーツ麦、小麦麦芽、ホップです。
使用モルトは、Pilsner, Wheat, Oat, Crystal, Spitz。
使用ホップは、Motueka, El Dorado, Lotus。
アルコール度数4.5%。370ml748円(税込)。

これまでにも、ブラック・タイド・ブリューイングの缶ビールは、いろいろ飲んできました。
若い醸造所ながら次々と新作をリリースし、そのどれもが美味しいという魅力的な醸造所です。
これは是非とも樽生を飲みたいと、タップルームへ行く計画をたててみました。

まず、東北新幹線で一関へ行きます。
一関からJR大船渡線で、タップルームの最寄り駅、気仙沼駅へ向かいます。
JR大船渡線は、気仙沼が終点です。
大船渡には行きません。
東日本大震災で気仙沼から先が不通となっているのです。
現在は、気仙沼~大船渡間はバス(BRT)になっています。

ここで地図を見ると、不思議なことに気が付きます。
道路は一関から気仙沼へ一直線に通っているのですが、鉄道は大きく迂回して気仙沼へ行っているのです。
これは、政治家の地元優遇措置によって鉄道ルートが決まったことによるもので、「我田引鉄」と言われています。
また、そのルートから大船渡線は「鍋鉉線」とか「ドラゴンレール」とも言われています。
運転本数も9往復と少ないし、車で行って1泊というのが現実的ですかね。

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(2022.10.14.)