イワナの散歩Ⅱ

渓流釣り,温泉巡り,近場のお出かけ,鹿島アントラーズ。すべては美味しいビールのために。2002年からの「イワナの散歩」,2018年リニューアルです。

オランダ

No.31 ハイネケン(麒麟麦酒)

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オランダ・ハイネケン社のライセンスにより、日本の麒麟麦酒が造っているラガー・ビールです。
これまでに何度も飲んでいますが、今回取り上げたのは瓶のラベルに驚いたからです。

なんと、「ハイネケン」。カタカナ表記です。

近所のスーパーマーケットで買いました。
アルコール度数5%。330ml268円(税別)。

中身についてはこれまでにも記事にしているので、こちらをご覧ください。↓
これだけではあまりにも淋しい記事ですので、ハイネケン社のホームページから引用して、ハイネケンの詳細について紹介します。(以下引用です。)

The Original
世界中どこに行っても、見覚えのあるハイネケンを目にすればいつでも元気付けられます。グリーンボトル、レッドスター、スマイル「e」は、旧友と再会して打ち解けるような気分にさせてくれる、ウェルカムドリンクのような存在です。

Brewed to be the best since 1873.
148年以上にもわたる、100%麦芽の品質にこだわった醸造によって、ハイネケンは世界で最もアイコニックなビールブランドのひとつとなりました。グリーンボトルのレッドスターが、よく冷えたさわやかな口当たりの中に繊細なフルーティーノートと、リッチでバランスのとれた味わいをお届けします。一世紀以上にわたって守り続けてきた高品質、かつ厳選されたシンプルな原材料、そして、こだわりの醸造でつくられた伝統の味をお届けします。

The beauty of brewing
醸造の美しさとは、最高のビール製造のために職人技によって高められた、副原料を使わないおいしさにこだわった製造にあります。私たちのハイネケンラガーは、麦芽、ホップ、水という3つの原材料のみで生み出されています。ハイネケン独自のA酵母を加えれば、ハイネケンはまるで魔法にかかったように、世界中で愛されるビールに変貌します。

Using the best ingredients
ハイネケンラガーは主な原材料として大麦、ホップ、水を使用しています。これらの原材料にハイネケン独自のA 酵母が加わることで、多くの方に愛されるあの有名なビールへと姿を変えるのです。

Barley
すべては大麦から始まります。おいしさがギュッと詰まった一粒一粒にはスターチ、たんぱく質、食物繊維が含まれています。大麦を水に浸した後は数日間かけて加熱し、乾燥させます。この入念な作業は「麦芽製造」と呼ばれています。

Hops
風味豊かな植物であるホップ。ホップには様々な種類があり、スパイシーなアロマからマイルドなハーブの香りにいたるまで、それぞれが独特なフレーバーを持っています。適切なホップを選び出すこと、それ自体ですでにアートの表現形態と呼べるような作業です。

Water
水はラガーの主原料です。最終製品の約95%は水によって構成されています。ビールの大部分を構成する、なくてはならない原材料であるため、ハイネケンは上質な磨きぬかれた水を使用しています。

THE CRAFTSMANSHIP IN BREWING
ハイネケンは大麦、水、ホップのみを原材料として使用し、醸造しています。高品質の原材料が加熱、冷却、発酵、熟成のプロセスを経ることでおいしいビールが完成します。

Heineken is brewed from 100% malt.
必要なもののみを取り入れ、必要でないものを取り除くこと。コーン、米、添加物なし。そしてもちろん一切の妥協なしで醸造します。

Horizontal fermentation
適切な温度になった時にハイネケン独自のA 酵母を加えます。これにより自然な発酵過程が始まり、糖分がアルコールと二酸化炭素へと変わっていきます。このプロセスこそがハイネケン独特のバランスの取れた味わいを生み出すのです。ハイネケンのA 酵母は広い表面で最も活性化し、私たちの水平型の発酵タンクがA 酵母の活動に最適な環境を整えます。

Heineken A-Yeast
ハイネケンは独自のA 酵母を19世紀に発見しました。それ以来この酵母はハイネケンの特徴的なバランスの取れた味わいを生み出すために欠かせない存在となりました。私たちには、「プランB(意味:バックアッププラン)」の必要はありません。

Star Quality
ハイネケンがビール会社として世間に知られるようになってから140年余り。品質の高さはビールの純度によって決まる、ということハイネケンは片時も忘れたことがありません。品質と完璧さを目指す私たちの探究心とこだわりは、今でもハイネケンファミリーの精神に強く息づいています。

引用が長くなってしまいましたが、とても素晴らしい作りのホームページです。
「ハイネケンの歴史」なども興味深く閲覧することができます。
ぜひ、アクセスしてみてください。↓
(2023.10.14.)

No.4793 デ・モーレン・ヒーン&ウィーア・トリペル(オランダ)

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オランダのクラフトビールを飲むのは久しぶりです。
本作を醸造しているのは、デ・モーレン醸造所です。

本作について、販売元では次のように紹介しています。
「デ・モーレンとは英語で『ミル』を意味し1697年に建てられた風車を動力としたミルを持つ、オランダNo.1のカリスマ的ブルワリーです。ホップ由来の苦味が効いたアルコール度数9%のトリペル。プラムやバナナ、チェリーなどのフルーツのアロマと共に松、ビスケットが広がります。モルトやキャラメルを感じる甘味があり、フィニッシュに現れるホップ由来の苦味が全体を引き締めます。 Ratebeer.comで91点獲得!」

濃厚なベルジャン・トリペルは正直のところ苦手なスタイルですが、このところIPAスタイルばかり飲んでいますので、気分転換にいいのではないかと思い買ってみました。

本作について醸造元では次のように紹介しています。
「Before 2012, when the brewery was still located in the windmill itself, the beer was kept in a storehouse on the other side of the village. Because of the many trips back and forth between the storehouse & brewery, this tripel beer was appropriately named Heen & Weer (Back & Forth) in honour of the many trips lugging beer through the village.」

オランダ語ではなく、英語で紹介されていました。
まあ、どちらにしても苦手ですので、グーグル翻訳で日本語にしてみます。
「醸造所がまだ風車の中にあった2012年以前は、ビールは村の反対側にある倉庫に保管されていました。倉庫と醸造所の間を行き来することが多かったため、このトリペル ビールは、村中をビールを運ぶ多くの旅に敬意を表して Heen & Weer (行ったり来たり) と名付けられました。」

「Heen & Weer」という商品名は、「行ったり来たり」という意味なのですね。
何だかほのぼのとした商品名で、好感がもてます。

それでは早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、琥珀色の少し濁った液体です。
アルコール度数が9%もあるので、アルコール臭が半端じゃないです。
飲むのが少し怖くなってきました。
口に含むと、恐ろしく濃厚です。
ドライフルーツや熟した果実のフレーバー。
原材料に砂糖を使っているからでしょうか、甘味も強烈です。
もちろん甘味だけではなく、ホップの苦味も利いています。
これはゴクゴク飲むビールではないですね。
お猪口でチビリチビリ飲むか、氷を入れて水割りで飲みたくなってしまいます。 
全体としては、ベルギートリペルとインペリアルIPAのハイブリッドといった感じです。
ゆっくり味わいたいと思います。

原材料は、麦芽、ホップ、砂糖です。
アルコール度数9%。330ml700円(税込)。
ウィスク・イーが輸入しています。

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(2023.3.5.)

HP:デ・モーレン (brouwerijdemolen.nl) 


No.3710 モネ・リーフデ(オランダ)

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エディプス醸造所が造るセゾンスタイルです。
この醸造所のビールを飲むのは初めてなので、醸造所ができるまでを紹介します。

ことの起こりは2009年です。
アレックス氏、ポール氏、サンダー氏、リック氏の4人が、オランダ・アムステルダムにあるアメリカン・クラフト・ビアバー「ビアテンプル」で出会いました。
アメリカン・クラフトビールに魅せられた4人は、オランダのビールシーンを変えていこうと、ビール造りを始めます。
ホームブリューイングからスタートし、様々な原材料を試し、週に1レシピの仕込みを試すところからはじまります。
2012年には、ようやく彼らの初めてのレギュラービールとなるモネ・リーフデが完成します。
そして2013年、ついにクラウドファンディングで資金を集め、商業ベースに乗せるためのブリューパブを手に入れます。
しかし、瞬く間に人気となり供給が追いつかず、委託で他の醸造施設を借りながら醸造量を増やします。
その後2015年に、新しい土地に十分なキャパシティーのある新たな醸造施設を手に入れ、「エディプス・ヘッド・クオーター」と呼ばれる実験的なラボやバレルルームを供えた施設を構え、アーティストやシェフを招きイベントを行う発信基地となっています。
 
そんな新進気鋭のクラフトビール醸造所が造る定番ビール、楽しみです。
本作は、醸造所のコンセプトである「ビールは男性だけのものではなく、すべての人のもの」というメッセージがこもったセゾンです。
副原料に、レモングラス、中国産山椒を使用し、とてもスパイシーでエキゾチックなアロマ、セゾンらしい苦みが特徴とのことです。
瓶のラベルがピンクで可愛らしいです。
王冠もとってもカラフル、見た目も楽しめます。

それでは早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、濁った小麦色の液体です。
セゾンらしいフルーティーな香りが漂います。
口に含むと、とっても爽やか、フルーティーです。
麦の旨味もしっかり感じます。
これはうまいです。
早くも初夏の風を感じる爽快さです。

使用モルトは、Pilsner Malt, Wheat Malt, Biscuit Maltです。
使用ホップは、East Kent Golding, Sorachi Ace, Citraです。
IBU30。アルコール度数6%。330ml682円。
ブラッセルズが輸入しています。

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(2020.4.6.)

No.3142 オランダ・モルト39(オランダ)

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謎の新ジャンル登場です。
たまたま立ち寄ったミニストップにひっそりとありました。
缶のデザインも地味でパッとしません。
しかも,オランダ産なのに日本語表記。
怪しいです。
とりあえず,謎のまま見過ごすこともできず,購入しました。

その後,我が家の冷蔵庫でも地味にひっそり佇んでいました。
美味しくなさそうで,飲むきっかけがありませんでした。
ずっと冷蔵庫の主のような存在でしたが,そろそろ飲んでみたいと思います。

グラスに注ぐと,薄い色合いの新ジャンル。
期待しておりません。
口に含むと,意外や意外,けっこうイケます。
330ml98円,安いです。
オランダの新ジャンル,レベルが高いです。
驚きました。

気になったので,少し調べてみました。
年間で10億缶以上を製造する1719年創立のオランダビール醸造所、BrandDirect社から直輸入した新ジャンルだそうです。
歴史のある大会社なのですね。
地味だなんて,それはそれは失礼いたしました。
味も価格も完璧です。

コンビニエンスストア道内最大手のセイコマートがプライベートブランド商品として販売しているらしいです。
7月9日に100万本輸入して,あっという間に売り切れたらしいです。
想定を上回る売れ行きに一時,販売休止したそうです。
これはこれは大変失礼いたしました。

原材料は,発泡酒(麦芽,麦芽糖,大麦,ホップ),スピリッツ(大麦),(一部に小麦を含む)となっています。
この一部とは,どの一部なのでしょうか。
少し気になりますが,美味しいのでどうでもいいです。
アルコール度数4.6%。
(2018.9.13.)

No.3035 デ・モーレン・ハグス&キッシーズ (オランダ)

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デ・モーレン醸造所は,オランダのクラフトビール界を牽引するブルワリーです。
創業当時は1697年に建てられた風車小屋で生産していてロゴにも使用されています。
白黒印刷の極めて実用的なラベルデザインに特徴があります。
初めは画期的なラベルデザインと思いましたが,慣れてくるととても地味です。
種類ごとの個性がイメージできないところが難点です。
ネーミングも,いつものように○○&○○です。
覚えにくいです。

さて,本日の1本は,「サーズ」と「モザイク」ホップを使用したセッションIPAです。

早速飲んでみます。

グラスに注ぐと,微かに濁ったブラウンの液体。

口に含むと,全体的にはアメリカンセッションIPAのような感じですが,ヨーロッパ的なニュアンスもしっかり感じます。
酵母による違いでしょうか。
スッキリとした喉ごしドライで,しっかり麦芽の旨みも感じられるなかなかのバランスです。
シトラスが香り,フィニッシュはIBU33のホップの苦みがいい感じです。
これはうまいです。
さすがです。

アルコール度数3.5%。
330ml550円。
ウィスク・イーが輸入しています。
(2018.4.25.)

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