イワナの散歩Ⅱ

渓流釣り,温泉巡り,近場のお出かけ,鹿島アントラーズ。すべては美味しいビールのために。2002年からの「イワナの散歩」,2018年リニューアルです。

メキシコ

No.4017 ネグラ・モデロ(メキシコ)

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昨日に続き、グルポ・モデロ醸造所が造る瓶ビールです。
昨日の「モデロ・エスペシャル」の黒版といった位置付けの商品です。

本作について、ウィキペディアで調べると、次のように書いてありました。
「モデロネグラは、オーストリアの移民によってメキシコで最初に醸造された5.4%アルコール度数のデュンケルスタイルのラガーであり、1926年にドラフトビールとして導入されました。
モデロネグラは、珍しい形の幅広の茶色のボトルに入っています。
トレードマークのゴールドラベル。
ビールのフルネームはCervezaNegraModeloです。
『modelo』という言葉は、スペイン語で『モデル』または『例』を意味します。
『ネグラ』は『黒』または『暗い』を意味し、『セルベザ』を変更します。」
ちょっとおかしな日本語になっているのは、英語版を日本語に翻訳したためです。
まあ、だいたいのことは伝わってきますので、細かいことにこだわるのはやめておきましょう。

さて本作も、昨日の「モデロ・エスペシャル」と同じく、独特の形状をした瓶です。
透明な瓶ではなく茶色の瓶です。
以前にも紹介しましたが、ビール瓶が茶色なのは、光を通さずビールの品質を保つためです。
ヘッドからネックにかけては、あの高級そうな金紙が巻かれています。

それでは早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、琥珀色のクリアーな液体です。
思ったほど黒ではありません。
デュンケルというよりは、ウィンナー・スタイルのような感じです。
口に含むと、しっかりとしたモルトの旨味が口内に広がります。
個人的には、甘いと嫌だなと思ったのですが、甘くありませんでした。
いい感じです。
華やかなホップの香りも心地よく、スッキリスイスイいただけます。
それでいて深い味わい、なかなかの秀作です。
全体の印象としては、昭和テイストと言いますか、レトロな味わいです。
どこか懐かしく、しみじみした雰囲気が漂います。
ラーメンで言えば、昔ながらの中華そばといったイメージでしょうか。
たまに飲みたくなる、そんなビールでした。

原材料は、麦芽、ホップ、コーン、酸化防止剤(アスコルヒン酸)となっています。
アスコルヒン酸との表記は、アスコルビン酸の誤記でしょうか。
まあ、細かいことにこだわるのはやめておきましょう。
アルコール度数5.5%。355ml275円(税込)。
アンハイザー・ブッシュ・インペブ・ジャパンが輸入しています。

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(2021.2.4.)

No.1267 モデロ・エスペシャル(メキシコ)

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新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。
それとは全く関係ありませんが、コロナビールでお馴染みグルポ・モデロ醸造所が造る瓶ビール、「モデロ・エスペシャル」を久しぶりに飲んでみました。

グルポ・モデロ醸造所は、世界のほとんどの国にビールを輸出しているメキシコの大規模な醸造所です。
「モデロ・エスペシャル」が最初に醸造されたのは、1925年です。
現在は、アンハイザーブッシュインペブ社の傘下に入っていますが、歴史のあるメキシコを代表する醸造所です。

さて本作は、副原料にコーンを使用したピルスナー・スタイルです。
瓶の形状が独特で、どっしりしています。
ボトルのヘッドからネックにかけては金紙があしらわれていて、高級感を演出しています。
せっかく金紙で化粧しているのに、瓶は透明です。
透明の瓶は中身がよくわかるという利点はありますが、光を通すので品質管理には問題があります。
見た目も安っぽく見えます。
高級な金紙と安っぽい透明な瓶、なんかアンバランスです。

エスペシャル(特別)の名のとおり、メキシコでは特別なひと時に飲まれるビールだそうです。
日本のサッポロビールでいえば、コロナが黒ラベル、モデロ・エスペシャルがヱビスといった感じでしょうか。
それではメキシコのヱビスビール、早速飲んでみましょう。

グラスに注ぐと、クリアーなゴールドの液体です。
瓶が透明なので、グラスに注いでもそのままです。
何の感動もありません。
口に含むと、全くヱビスとは異なります。
まあ、当然です。
販売元では、「麦芽由来の甘みが感じられる爽やかでフルーティな飲み口で、オレンジハニーとほのかなハーブの香りが特徴です。」と紹介していますが、フルーティーな感じはありません。
どちらかというと、サッポロラガーのような古風な味わいです。
香りは独特で、日本の大手メーカーにはない個性を感じます。
「日本で言えば」なんて表現が間違っていました。

日本のビールは米を副原料として使用することが多いですが、こちらはコーンです。
今回、コーンと米の違いがハッキリわかりました。
メキシコならではの個性的なビール、美味しくいただきました。
アルコール度数4.5%。355ml275円(税込)。
アンハイザー・ブッシュ・インペブ・ジャパンが輸入しています。

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(2021.2.3.)

No.3967 アジェンデ・ザ・デッド・ポーター(メキシコ)

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セルベセリア・アジェンデ社が造る「死者の日」をイメージした「アジェンデ・ザ・デッドビール」、4本目です。
4本目に飲むのは、ポーター・スタイルです。

本作について、販売店では次のように紹介しています。
「ダークチョコレート、プルーンなどのドライフルーツ。
トーストしたクルミ、バニラの甘いアロマを感じます。
焙煎麦芽の香ばしさにアルコール由来の豊かな甘みを感じる、奥行のある味わいです。」

それでは早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、真っ黒に近い焦げ茶色。
見るからに濃厚な液体です。
口に含むと、カカオやドライフルーツのような複雑な味わいの甘みを感じます。
見た目どおり、とっても濃厚です。
寒い冬にぴったりのじっくり味わうビールです。
おつまみはいりません。(いつもないけど)
まったりとした深い味わいは、ラテン系というよりイギリス系ですね。

使用ホップは、Warrior, Perle, Styrian,Goldings, Saaz。
使用モルトは、Base Munich, Munich Dark, Carafa Spezial tipo 3,140 Patagonia (special malt)。
IBU27。アルコール度数8%。355ml398円(税込)。

輸入ビールとしては、破格の安さです。
メキシコは物価が安いのでしょうか。
というわけで、世界のビール価格について調べてみました。
何年か前のデータなので、正確ではないかもしれませんが参考にはなると思います。
1パイント(568ml)の価格で比べてみたいともいます。(1アメリカドル=110円)
1位:アイスランド(12.75ドル:約1410円)
2位:ノルウェー(11.30ドル:約1250円)
3位:アラブ首長国連邦(10.83ドル)
4位:イスラエル(9.43ドル:約1050円)
5位:フランス(9.20ドル:約1020円)
以上が上位5カ国です。ちなみにアメリカ、日本、メキシコはというと次の通りです。
14位:アメリカ(6.82ドル:約760円)
28位:日本(4.10ドル:約450円)
43位:メキシコ(2.18ドル:約240円)
やっぱりメキシコは安いです。もっと安い国も調べてみましょう。
61位:エチオピア(1.02ドル:約110円)
62位:ベトナム(1.00ドル:約110円)
62位:パラグアイ(1.00ドル:約110円)
日本の約1/4、羨ましい限りです。

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(2020.12.14.)

No.3966 アジェンデ・ザ・デッド・ホワイトエール(メキシコ)

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セルベセリア・アジェンデ社が造る「死者の日」をイメージした「アジェンデ・ザ・デッドビール」、3本目です。
3本目に飲むのは、ホワイトエール・スタイルです。

中身の方は、酵母由来の完熟したフルーツとスパイスのアロマに、ほのかなパンの香りを感じるビールだそうです。
原材料のコリアンダーシードやオレンジピールからくる力強い柑橘の爽やかな味わいが特徴の、伝統的製法で造られた小麦ビールとのことです。

それでは早速飲んでみましょう。
口に含むと、副原料のコリアンダーシードやオレンジピールが強く主張します。
クラフトビールらしい、ちょっと濃いめのホワイトエールですね。
味わい深く、ベルギー流とはちょっと違った個性、なかなかの秀作でした。

使用ホップは、Saazです。
使用モルトは、Extra Pale Pilsen,Unmalted Red Wheatです。
IBU11。アルコール度数5.5%。355ml398円。
リードオフジャパンが輸入しています。
瓶のラベル表記が日本語ということから考えると、かなりの量が日本に入ってきているのだと思います。

さて本日は、メキシコのビール事情について紹介します。
メキシコのお酒といえば、テキーラが有名です。
有名ではありますが、メキシコ人はテキーラよりもビールをよく飲む国民のようです。
まあその辺のところは、日本人は日本酒よりもビールの方が好きというのと同じ状況だと思います。
ちなみに、メキシコのビール生産量は世界第5位、消費量は世界第6位だそうで、日本を上回っています。
メキシコは、世界でもトップレベルのビール生産・消費大国なのです。
メキシコのビールメーカーといえば、バドワイザー系グループ企業の「グルーポ・モデロ(Grupo Modelo)」とハイネケン系グループ企業「セルベセリア・クアウテモック・モクステマ(Cervecería Cuauhtémoc Moctezuma)」の2社が大手メーカーです。
日本でいえば、キリンとアサヒの関係でしょうか。
おっと、日本には、サントリーとサッポロもありましたね。
クラフトビールについては、日本と同じくメキシコでも、1995年頃から生産が始まりました。
そして、日本と同じくクラフトビールに占める割合が、じわりじわりと多くなってきているそうです。
ちなみに、クラフトビールはスペイン語で「Cerveza Artesanal(セルベサ・アルテサナル)」と言い、大手メーカーのビールは「Cerveza Nacional(セルベサ・ナシオナル)」と言うそうです。

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(2020.12.13.)

No.3965 アジェンデ・ザ・デッド・ブラウンエール(メキシコ)

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セルベセリア・アジェンデ社が造る「死者の日」をイメージした「アジェンデ・ザ・デッドビール」、2本目です。

2本目に飲むのは、ブラウンエール・スタイルです。
1本目に続き、瓶のラベルは、「死者の日」をイメージしたカラフルな骸骨が描かれています。
どうもこのラベル、個人的に好きになれません。

中身の方は、焙煎したモルトを採用し、焦がしキャラメル、ローストナッツの香りに、ウッディなホップのアロマを感じるセッションエールとのこと。
商品名がブラウンエールなのに、セッションエールなのですね。
軽めのブラウンエールということでしょうか。
酵母のフルーティーな味わいと、香ばしい余韻が長く続くビールだそうです。

それでは早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、濃い焦げ茶色のクリアーな液体です。
美味しそうな外観です。
口に含むと、ロースト麦芽の香りがいい感じです。
喉ごしは、意外にドライです。
勝手なイメージですが、大都会の夕暮れという感じです。
サボテンと砂漠みたいなイメージはありません。
どうも私のメキシコのイメージは、想像の世界がかなり入っているようです。
行ったことがないので仕方ありません。

とても行けないような遠い国なので、どんなところなのか調べてみました。
醸造所のあるサンミゲル・デ・アジェンデは、メキシコ中部にある世界遺産の街だそうです。
スペイン植民地時代の18世紀に手工業で栄えた街は、衰退後もそのままの姿を残し保存され、メキシコで一番美しいと言われているらしいです。
コロニアル建築の歴史的建物が立ち並び、美しい景観を持つ事から観光地として人気があるそうです。
それでは行ってみましょうかということになるのですが、サンミゲル・デ・アジェンデに行くには、メキシコの首都メキシコシティにある北バスターミナルからバスで約4時間かかるそうです。
バスで4時間、遠いです。
メキシコシティまで行くのも遠いのに、バスで4時間はキツいです。
ということで、グーグルマップ、ストリートビューで我慢したいと思います。

使用ホップは、Warrior, Perle, Willamette, Cascade, Hallertaue Mittelfruhです。
使用モルトは、German Pilsen, Munich, Wheat Malt, Caramel 20L, Caramel 45L, Debittered Black, Roasted Barleyです。
IBU18。アルコール度数5%。355ml398円(税込)。

P1100861
(2020.12.12.)
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