イワナの散歩Ⅱ

渓流釣り,温泉巡り,近場のお出かけ,鹿島アントラーズ。すべては美味しいビールのために。2002年からの「イワナの散歩」,2018年リニューアルです。

ビールがうまい

No.5119 グランドタップ・ブルワリー・フライング・タビ(株式会社ダイテック)

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愛媛県西条市にあるグランドタップ・ブルワリーが造るペールエール・スタイルの缶ビールです。

この醸造所のビールを飲むのは初めてです。
というのも、この醸造所は2023年10月にオープンした若い醸造所だからです。
今回は、ネット通販で購入しました。

グランドタップブルワリーを運営するのは、地元西条市の金属加工会社「株式会社ダイテック」です。
食品メーカーの配管設備等を手がけるものづくりの会社で、2023年1月末で操業終了したアサヒビール四国工場の配管整備にも関わってきた会社だそうです。

醸造を担当するのは、山根大樹氏です。
西条市出身の山根さんは、高校卒業後、県外の大学に進学。在学中、アイルランドへの語学留学時にビールに出会ったことをきっかけに醸造士の道に進み、宮城県気仙沼で仕事をしていました。
その後、株式会社ダイテックにスカウトされ、Uターンして西条オリジナルのビールを自らの手で造るべく、醸造士としてクラフトビール事業の立ち上げに参加したそうです。

さて本作について、醸造元では次のように紹介しています。
「第一弾商品は、西条市の10月の象徴”西条まつり”のギアシリーズ!ラベルに描かれた足袋は、祭り中に"だんじり"を担ぐ人たちの多くにとっての必須アイテムです。西条から第一歩、そして地元と共に羽ばたいていくという思いを込めました。門出にぴったりなフレッシュさをイメージし、オレンジやグレープフルーツの様な香りと苦みを感じるペールエールを目指しました。名水100選にも選ばれたミネラルたっぷりの西条市の地下水”うちぬき”を使用して醸造しています。」

「うちぬき」は、四国山脈から浮流してきた良質な地下水だそうです。
その取水起源は江戸時代から始まり、現在では技術の進歩とともに西条市内には自噴箇所が数千本あるといわれています。
生活用水としてはもちろんのこと、農業用水や工業用水として様々なシーンで人々の生活を潤しているとのことでした。
弘法大師が地面を叩いて湧き出たとされる伝説もあるそうです。

それでは早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、クリアーなゴールドの液体です。
口に含むと、とってもフルーティー。
柑橘の酸味と甘味が独特で個性的です。
実にいい味を出しています。
スッキリ爽やかゴクゴク系、パイントで樽生を飲んでみたかったです。
350mlでは少なすぎます。

使用ホップは、Columbus、Cascade、Amarillo、Citraです。
アルコール度数5.5%。350ml766円(税込)。

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(2024.1.19.)

No.5118 ジャングル・ジュース・ダーティー・シングス(イタリア)

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ローマにあるジャングル・ジュース醸造所が造るニューイングランドIPAスタイルの缶ビールです。
ネット通販で購入しました。

この醸造所のビールを飲むのは初めてです。
イタリアのクラフトビールを飲む機会はあまりなく珍しいので、値段が高かったのですが試しに買ってみました。

醸造所については、ホームページでは次のように紹介しています。
「Jungle Juice Brewingは、ローマの中心部にある独立したクラフトビール醸造所です。このプロジェクトは2014年にビール会社として誕生しましたが、2016年の春には、評判が急速に広まり、さらに励みになったこともあって、ウンベルトの情熱は、マルコとクラウディオの組織力と管理能力、そしてエマヌエーレの創造性によって両立し、新しい会社組織で生産を開始しました.すべてのレシピは14hlの醸造所で生まれ、私たちの作品は主にアメリカのホップフォワードの世界とベルギービールのクラシックなスタイルに触発されていますが、私たちの地平線は徐々に拡大し、型破りな醸造用途で広がっています。私たちの仕事には、厳選された原材料の使用、生産プロセスの監視、発酵と熟成の技術的な時期の細心の注意を払った遵守が含まれます。」

自動翻訳の日本語なのでおかしな点もありますが、だいたいのことは分かりました。
また、本作について醸造元では次のように紹介しています。

「DIRTY THINGS
La prima birra con lievito di origine “vermont” del birrificio. Impieghiamo malto pils golden promise, avena e frumento che oltre a donare il classico colore velato ne esaltano al massimo la morbidezza e la bevibilità. Un mix di luppoli esplosivo composto da Mosaic, Ekuanot, Enigma ed Azacca completano un profilo aromatico intenso, dominato da sentori di frutta tropicale, cocco e il consueto “dank”.」

イタリア語ですね。
グーグル翻訳で日本語にしてみます。

「汚いもの
醸造所初のバーモント酵母を使用したビール。ゴールデンプロミスピルスモルト、オーツ麦、小麦を使用しており、クラシックな濁りのある色に加えて、その柔らかさと飲みやすさを最大限に高めています。モザイク、エクアノット、エニグマ、アザッカからなるホップの爆発的なミックスが、トロピカル・フルーツ、ココナッツ、そして通常の『じめじめ』の香りが支配する強烈な香りのプロフィールを完成させます。」

やってくれましたね、グーグル翻訳さん。
商品名が「汚いもの」ですって。
これじゃあ、誰も買わないでしょう。
笑わせてくれたところで、「通常の『じめじめ』の香り」、早速飲んでみましょう。

グラスに注ぐと、オレンジがかった黄土色。
強く濁ったトロリとした液体です。
缶のデザインといい、イメージ的にはスウェーデンのブリュースキ醸造所のビールに似ています。
口に含むと、トロピカルフルーツのようなとってもジューシーな味わい。
微かな酸味とフルーツの甘味がたっぷりです。
円やかで濃厚です。
後味にはしっかりとホップの苦味を感じます。
バランスのよい秀作です。
これはうまいです。

原材料は、麦芽、ホップ、小麦、オーツ麦です。
アルコール度数6.5%。330ml880円(税込)。
ちょっと量が少なすぎます。
愛知県豊田市の株式会社ウニカが輸入しています。

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(2024.1.18.)


No.5117 ピッツァポート・ポント(アメリカ)

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カリフォルニア州サンディエゴにあるピッツァポート醸造所が造るセッションIPAスタイルの缶ビールです。
ネット通販で購入しました。

本作について、販売店では次のように紹介しています。
「これぞサンディエゴと言わんばかりのライトボディかつ華やかなホップのアロマで人を魅了しグイグイと飲めてしまう5%以下のセッションタイプのIPA。
ポントとはポルトガル語で英語のポイントを意味していてその時その場面でとても高いパフォーマンスをしてくれるとういうような意味あいでのネーミング。
南カリフォルニアの海岸沿いに位置するPizza Portとサーフィンはとても密接な関係にあることがよく現れている素敵なラベルデザイン。」

また、醸造元のホームページでは次のように紹介しています。
「Ponto Session IPA pays homage to the southernmost beach and surf spot in Carlsbad. This lighter bodied, hoppy beer bursts with flavors of citrus and tropical fruit thanks to a blend of American and New Zealand hops. We hope that Ponto helps enhance your session in each and every occasion…Cheers!」
アメリカのビールですので、当然英語です。

グーグル翻訳で日本語にしてみます。
「Ponto Session IPA は、カールスバッドの最南端のビーチとサーフスポットに敬意を表しています。このライトボディのホッピービールは、アメリカ産ホップとニュージーランド産ホップのブレンドにより、柑橘類とトロピカルフルーツの風味がはじけます。Ponto があらゆる場面であなたのセッションを強化するお手伝いをできることを願っています…乾杯!」

「アメリカ産ホップとニュージーランド産ホップのブレンド」、いいですねえ。
ニュージーランドのホップは苦味も香りも強いのでとても好きです。
それでは早速飲んでみましょう。

缶デザインがいいですねえ。
ヘッドランドで釣りをしているイラストが描かれています。
釣り好きにはたまらないデザインです。
グラスに注ぐと、薄いゴールド、クリアーな液体です。
口に含むと、やや強めの酸味と柑橘のフレーバーが特徴的。
瑞々しくてゴクゴクいけるセッション・スタイル。
どちらかというと夏向きでしょうか。
夏向きではありますが、湯上がりに飲んでいるのでとても美味しいです。
喉ごしはややドライでスッキリ。
後味にはしっかりとホップの苦味を感じます。

使用ホップは、Crystal、Nelson、Motueka、Rakauです。
IBU50。アルコール度数4.5%。473ml710円(税込)。
横浜市のナガノ・トレーディングが輸入しています。
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(2024.1.17.)

No.3990 常陸野ネスト・フレッシュ・ホップス(木内酒造1823+KN)

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茨城県那珂市にある木内酒造が造る季節限定の缶ビールです。

近所にある酒の量販店「やまや」で見つけて買いました。
「やまや」には、茨城県産品コーナーがあって、常陸野ネストビールも充実のラインナップです。
「やまや」はビールの安売りをしているだけでなく、限定の珍しいビールも扱っているので、とてもありがたい存在です。

さて、このビールについては、2020年バージョンを以前飲んで紹介しています。
2020年版の記事はこちらです。↓
今回の2023年版について、醸造元では次のように紹介しています。
「木内酒造株式会社(茨城県那珂市)は、自社の額田醸造所に併設のホップ畑で栽培し収穫した生ホップと、国産麦芽100%を使用して醸造した『常陸野ネストビール フレッシュホップス2023』を、2023年9月上旬より数量限定で発売開始いたします。

茨城県那珂市にある自社のホップ畑で栽培し、今年収穫した生ホップを50%以上使用。カスケードやチヌークをメインとした複数品種のホップと、自社の製麦工場で製麦した国産麦芽100%を用いて、この時期しか味わえない季節限定のフレッシュホップスに仕上げました。みずみずしいホップの香り、国産モルトの旨味を閉じ込めたこの時期ならではの味わいをお楽しみください。

木内酒造では、麦を発芽させる加工『製麦(モルティング)』を行う製麦工場を、茨城県石岡市にある『木内酒造 石岡の蔵』敷地内に新設し、2023年5月より試験運転を実施、7月下旬より本格稼働を開始しています。フレッシュホップス2023は、この自社製麦による茨城県那珂市産の『ミカモゴールデン』麦芽を100%用いて醸造を行いました。

またこの度、茨城県那珂市のホップ・麦芽をふんだんに使用した本製品の一部を、茨城県那珂市『ふるさと納税』での返礼品として提供を予定しております。」

ホップの違いは何となくわかりますが、麦芽の違いがわかるほど優れた舌は持っていませんが、早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、薄い琥珀色の液体です。
微かに濁っています。
口に含むと、さすがフレッシュホップ。
青々としたホップの香りがいい感じです。
フレッシュというより、えぐみのような素朴な苦味が特徴的です。
モルトの旨味もしっかりしていて、旨味を通り越して甘味を感じます。
やや荒削りな印象を受けますが、クラフトビールならではの個性的な味。
これはうまいです。
さすが郷土茨城のクラフトビール、堂々たる風格です。

アルコール度数4.5%。350ml495円(税込)。

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(2024.1.16.)

No.5116 ラブラブ・ニュージーランドIPA(ビー・イージー・ブルーイング)

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青森県弘前市にあるBe Easy Brewingが造るニュージーランドIPAスタイルの缶ビールです。
ネット通販で購入しました。

本作について醸造元では次のように紹介しています。
「LOVELOVE、お楽しみいただくために生まれた楽しい一対のビールです。全く同じ麦芽と酵母を使用しましたが、ホップを変えています。こちらのビールはニュージーランドのお気に入りホップMotueka,Nelson Sauvin を使用し、レモンやライムそしてマスカットやグレープのような太平洋の個性が広がります。もう一つはアメリカのお気に入りホップで、Mosaic,Citra。トロピカルフルーツや柑橘系の鮮やかなキャラクターに魅了されます。

アメリカのホップが好き!ニュージーランドホップが好き!そんな皆さんにもぜひどちらも飲んでそれぞれの良さについて語り合ってみてください。各国独自のホップの違いとテロワールを探求する、並べて楽しむための楽しい飲み比べです。
ラベルも併せて1つになるLOVELOVE♡ ぜひ楽しんでビールについて語ってみてくださいね。」

紹介文にある通り、「LOVELOVE」は、アメリカンIPAとニュージーランドIPAの2種がセットになった缶ビールです。
本日いただくのは、ニュージーランド・ホップ・ヴァージョンです。
ちなみに、アメリカン・ホップ・ヴァージョンはすでに飲み終わっていて、こちらで紹介しています。↓
それでは早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、レモン色の濁った液体です。
口に含むと、グレープフルーツのような甘夏のような酸味とフレーバー。
瑞々しくスッキリしていて、とても爽やか。
ウットリするようなやわらかな喉ごし。
スッキリしていてスイスイいけるとっても上品な味わいです。
アメリカン・ホップ・ヴァージョンと甲乙つけがたい旨さでした。
というか、正直のところ同時に飲んだのではないので違いがよく分かりません。

ビールの美味しさというのは、飲むシチュエーションで大きく変わります。
暑い日か寒い日か、喉が渇いているか渇いていないか、体調がいいか悪いか、朝か夜か、誰とどこで飲んでいるのか、おつまみは何か、様々な条件で味が変わります。
まあ、どっちにしても美味しければそれでよいのです。
無理に区別する必要はありません。
そうそう、大前提として個人の好みの問題もありますので、私が美味しいからといって万人が美味しいわけではありません。
そこのところはご理解いただければと思います。

アルコール度数6%。350ml644円(税込)。

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(2024.1.16.)

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