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愛知県名古屋市にあるYマーケット・ブルーイングが造るフルーツエール・スタイルの缶ビールです。

Yマーケット・ブルーイングの缶デザインは、定番商品については印刷されていますが、限定品は、無地の缶に小さなシールが貼られただけです。
シンプルなデザインで、気に入っています。
近年、新作を次々リリースするYマーケット、乗りに乗っているという感じです。
あまりにも新作が多く全部を飲むことはできません。

とりあえず、本日の1本、販売元の案内文には次のように紹介されています。
「標高700m、信州桔梗ヶ原にある日本屈指のワイナリー、井筒ワインのナイアガラグレープを使用したフルーツビール。
甘く豊かな白ブドウの香と程よい酸味がCitra Hopと絶妙にバランス。
軽いボディーでドリンカブルに仕上がっている。」
う~ん、楽しみです。

井筒ワイナリーは、信州のほぼ中央、北アルプスを望む松本平の一角、標高700メートルの桔梗ヶ原にあります。
レンガ色の大きな三角屋根のワイナリーを中心に日本独特の棚仕立てのブドウ畑が一面に広がっています。
井筒ワイナリーは、昭和8年、信州は桔梗ヶ原の地にワイン醸造メーカーとして創業以来、桔梗ヶ原一帯でのブドウの栽培、収穫を背景に醸造から瓶詰めまで一貫して行うワイナリーとして、土地に根ざしたワインの質、価値を追求しているそうです。

「ナイアガラ」という品種はよくわかりません。
調べてみると、1872年にアメリカで育成されたぶどうのようです。
親は「コンコード」と「キャサディ」で、日本へは1893年(明治26年)頃に導入されたとのこと。
のちに「ワインの父」と呼ばれる川上善兵衛氏によりもたらされたそうです。
果皮は緑~黄緑色で、糖度が高くて甘みが強く、果汁が豊富で特有の芳香があるそうです。

それでは、ナイアガラ果汁を副原料として使用したビール、早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、濃い小麦色の濁った液体です。
ナイアガラは食べたことがないのでわかりませんが、マスカットのような上品な香りです。
麦とホップにバランスよく融合しています。
とても爽やかで、フルーティー。
それでいて味わい深い、見事なレシピです。
いや~、うまいです。
Yマーケットの実力が十分発揮されています。

IBU40。アルコール度数5.5%。350ml620円(税込)。

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(2020.6.2.)