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エディプス醸造所が造るセゾンスタイルです。
この醸造所のビールを飲むのは初めてなので、醸造所ができるまでを紹介します。

ことの起こりは2009年です。
アレックス氏、ポール氏、サンダー氏、リック氏の4人が、オランダ・アムステルダムにあるアメリカン・クラフト・ビアバー「ビアテンプル」で出会いました。
アメリカン・クラフトビールに魅せられた4人は、オランダのビールシーンを変えていこうと、ビール造りを始めます。
ホームブリューイングからスタートし、様々な原材料を試し、週に1レシピの仕込みを試すところからはじまります。
2012年には、ようやく彼らの初めてのレギュラービールとなるモネ・リーフデが完成します。
そして2013年、ついにクラウドファンディングで資金を集め、商業ベースに乗せるためのブリューパブを手に入れます。
しかし、瞬く間に人気となり供給が追いつかず、委託で他の醸造施設を借りながら醸造量を増やします。
その後2015年に、新しい土地に十分なキャパシティーのある新たな醸造施設を手に入れ、「エディプス・ヘッド・クオーター」と呼ばれる実験的なラボやバレルルームを供えた施設を構え、アーティストやシェフを招きイベントを行う発信基地となっています。
 
そんな新進気鋭のクラフトビール醸造所が造る定番ビール、楽しみです。
本作は、醸造所のコンセプトである「ビールは男性だけのものではなく、すべての人のもの」というメッセージがこもったセゾンです。
副原料に、レモングラス、中国産山椒を使用し、とてもスパイシーでエキゾチックなアロマ、セゾンらしい苦みが特徴とのことです。
瓶のラベルがピンクで可愛らしいです。
王冠もとってもカラフル、見た目も楽しめます。

それでは早速飲んでみましょう。
グラスに注ぐと、濁った小麦色の液体です。
セゾンらしいフルーティーな香りが漂います。
口に含むと、とっても爽やか、フルーティーです。
麦の旨味もしっかり感じます。
これはうまいです。
早くも初夏の風を感じる爽快さです。

使用モルトは、Pilsner Malt, Wheat Malt, Biscuit Maltです。
使用ホップは、East Kent Golding, Sorachi Ace, Citraです。
IBU30。アルコール度数6%。330ml682円。
ブラッセルズが輸入しています。

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(2020.4.6.)