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京都市の黄桜が造るクラフトビール,続きます。
老舗の醸造所ながら,新作を次々リリースしています。

本作は,早稲田大学と京都大学が共同開発したビールです。
早稲田大学の考古学と京都大学の植物遺伝学と黄桜がチームを組んで開発しました。
黄桜は,販売1本につき早稲田大学と京都大学に10円ずつ納付する契約になっています。
ビールを飲むと,早稲田大学と京都大学の学術研究に貢献できるということです。
大いに飲んで,早稲田大学と京都大学を支援していきたいと思います。
まあ,たった10円なのでたいした貢献ではありませんが,どんどん研究して新たなビールを開発してもらいたいものです。

本作は,2006年4月に発売された「ホワイトナイル」に続いて2007年8月から発売されています。
ナイル・シリーズの第2弾です。
中身の方は,紀元前1000年ごろから古代エジプトで栽培されるようになった「デュラム小麦」(エンマー小麦の近縁種)と麦芽を主原料に使用しています。
副原料として,東アジア原産で特に日本で広く栽培されている「ゆず」と,地中海東部原産で世界各地で香辛料として使われている「コリアンダー」を使用しています。
古代エジプト,地中海,そして日本という時空を越えた三つの文明がつくりだす,華やかでさわやかな香りと味だそうです。

瓶のラベルもとっても素敵です。
青を基調としたラベルには,古代エジプトにおいて護符として使われた「ウジャトの眼」の右目があしらわれています。
ウジャトの目はホルス神の目とされ,左目は太陽,右目は月を表しています。
月を表したビール,楽しみです。
それでは早速飲んでみましょう。

グラスに注ぐと,薄茶色の濁った液体です。
思ったより濃い目の色合いです。
口に含むと,とってもスッキリ。
ホップの苦味がいい感じです。
ゆずやコリアンダーの香りは,それほど強くなく上品な味わい。
小麦を使用しているので柔らかな喉ごしかと思いましたが,意外にドライです。
全体として薄くてスイスイ飲める割には,深い味わいなのが不思議です。
古代文明のなせる技でしょうか。
歴史と伝統を感じさせる1本,美味しくいただきました。

原材料は,麦芽(麦芽使用率78%以上)・ホップ・デュラム小麦・ゆず・コリアンダーです。
アルコール度数5%。330ml463円。

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(2019.9.15.)