コロナド・ブリューイングが造る23周年記念ボトルです。
コロナド・ブリューイングは,1996年米国カリフォルニア州のリゾート地「コロナド島」で創業しました。
ローカルビールとして始まったものの,そのビール造りへの情熱と品質が認められ,中規模のビール会社へと成長しましたが,現在も家族経営で生産を続けています。
コロナド・ブリューイングが創業した1996年には,どんな出来事があったのでしょうか。
物忘れが多くなった最近の私は,遙か昔23年前の記憶なんて全くないので,1996年国内10大ニュースというのを調べてみました。
1位・総選挙で自民復調、単独内閣誕生
2位・厚生省汚職、官僚批判頂点に
3位・薬害エイズの問題で国も謝罪
4位・O157が猛威
5位・普天間返還で合意、沖縄基地問題進展
6位・住専処理に財政資金投入、債権管理機構発足
7位・村山首相退陣、橋本政権が発足
8位・警察庁長官銃撃を巡査長供述
9位・米大統領が来日、安保共同宣言
10位・北海道でトンネル岩盤崩落事故
こう見ると,記憶に残りそうなニュースがなかったことに気付きます。
まあ,記憶に残るニュースというのはだいたいがよくないニュースですから,割と平和な時代だったのかもしれません。
というような,どうでもいいようなことを調べたりしながら,早速飲んでみましょう。
本作は,ニューイングランドスタイルのダブルIPAです。
グラスに注ぐと,強く濁ったゴールデン・オレンジ・カラーの液体です。
柑橘系の強い香りが漂います。
口に含むと,とろりとした濃厚な液体。
ほとんどフルーツ・ネクターです。
パイナップルやマンゴーのマイルドなトロピカルフレーバーに,グレープフルーツや松を感じるグラッシーなホップビターが広がります。
後味は,ビスケットのようなモルトの香ばしい旨味を感じます。
これはうまいです。
瓶のデザインは地味ですが,中身はド派手なホップ爆弾です。
限定というのがもったいない強烈な個性の1本でした。
アルコール度数8%。355ml508円。
ウィスクイーが輸入しています。
(2019.12.30.)