イワナの散歩Ⅱ

渓流釣り,温泉巡り,近場のお出かけ,鹿島アントラーズ。すべては美味しいビールのために。2002年からの「イワナの散歩」,2018年リニューアルです。

2020年01月

No.3569 うちゅうブルーイング・スターダスト巨峰(宇宙カンパニー)

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初めて飲む醸造所のビールは,ワクワクします。
本作は,山梨県北杜市にある「うちゅうブルーイング」のフルーツ・ヘイジーIPAです。

うちゅうブルーイングは,2018年5月に醸造を開始した若いマイクロブルワリーです。
代表を務める楠瀬正紘氏は高知県出身で,2009年に山梨県北杜市に移住してきた方です。
もともとは「山梨で農業をやる」というコンセプトで宇宙カンパニーを設立し,野菜を作って販売していました。
クラフトビールとの出会いは,オーガニック農法やイベントの視察に行ったオレゴン州ポートランドです。
帰国後,北杜市は元々ホップの名産地であったという事実を知り,ビール造りを始めたのです。
ここで醸造されるビールは,少量生産で人気もあることから,今,国産クラフトビールの中で,最も入手困難なビールと言われています。
今回購入したのも,お一人様1本限りのビールです。

ちなみに,醸造所のホームページを見ると,全てのビールがソールドアウトになっていました。
とっても値段が高かったので躊躇しましたが,貴重なビールということで購入しました。

本作は,ぶどうの妖精と呼ばれているぶどう農家「フォレストサイド横森ぶどう園」の横森さんが育てた巨峰を使用したIPAです。
宇宙に輝く無数の星々を表現すべく,醸造タンクの奥深くで出会った五次元フルーツマスターうちゅう先生から習得したレシピで醸造したとのこと。
仕込みの日は,ボランティア有志のみんなでぶどうを絞ったそうです。
「温度変化とともにシトラシーなホップからジューシーな巨峰が現れ,口に含むとまさにSTAR DUSTォォォッ!」だそうです。
それでは,貴重なビール,いただいてみましょう。

グラスに注ぐと,強烈な濁りの黄土色。
柑橘の華やかな香りが立ち上ります。
口に含むと,グレープフルーツ,桃,ぶどう,マンゴーといったようなフルーツフレーバーが口内に広がります。
酸味と旨味,後味はホップの苦味。
大人のフルーツネクターです。
手に入れた甲斐がありました,これは傑作です。

原材料は,麦芽,ぶどう,ホップです。
使用ホップは,CITRA,NELSON SAUVIN,VIC SECRETです。
バッチNo.092。アルコール度数7%。330ml979円。
2019年10月14日に発売となっています。

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(2019.11.10.)

No.3568 ブリュードッグ・バガボンド・グルテンフリー・アメリカンペールエール(スコットランド)

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とても長い商品名です。
ブリュードッグ醸造所が造るグルテンフリーのアメリカンペールエールです。
したがって,商品名は「バガボンド」と,省略しても差し障りありません。
ところがこの「バガボンド」,2015年に一度飲んでいます。
そのときの商品名は,「ブリュードッグ・バガボンド・グルテンフリー・ペールエール」でした。
何が違うのかというと,「アメリカン」が入っていなかったのです。
それでは,4年前に飲んだビールがアメリカンになってリニューアルしたのかというと,どうやらそうでもないようです。
4年前の記憶が残っているほどの能力は持ち合わせていませんので,今となっては解明できそうにありません。

ちなみに4年前は,No.2076として,次のように紹介しています。
「ブリュードッグの新たな試み,プロトタイプチャレンジ2014の一つ。
ダイエットブームで注目されているグルテンフリーのペールエールです。
スウィートシトラスにピーチやパイナップル,バナナやアプリコット,幾重もの層になったフルーティーアロマ。
フィニッシュにかけてブリュードッグらしいホッピービターとブラウンブレッドの香ばしさ。
グルテンフリーながら,しっかりとしたボディとフルフレーバーのビールです。」
とりあえず,中身は同じだと思われますが,別物として3668種類目のビールとして飲んでみたいと思います。

グラスに注ぐと,微かに濁った濃い目の小麦色です。
シトラスの香りがいい感じです。
口に含むと,シトラスやトロピカルフルーツの爽やかさとともに,アメリカンホップの苦味が絶妙です。
トフィーの香ばしさを感じる麦芽の旨みもしっかりしています。
これはうまいです。
これはたぶん,4年前と同じ中身でしょう。
グルテンフリーというと,味が落ちるのではないかと思ってしまいますが,全くそのようなことはありません。
ブリュードッグの技術には驚くばかりです。

使用モルトは,Cara, Crystal, Extra Paleです。
使用ホップは,Amarillo, Centennialです。
IBU55。アルコール度数4.5%。330ml393円。
ウィスクイーが輸入しています。

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(2019.11.9.)

No.3567 クリーク・イン・ザ・バレル(ファーイースト)

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山梨県小菅村にあるファーイースト,源流醸造所が造る稀少な樽熟成ビールです。
スタイルは,バレルエイジド・フルーツ・ランビックというとても珍しいスタイルです。

2018年7月仕込みのCulmination Brewingとのコラボビール,ケトルサワーリング手法のクリーク風サワーエール「クリーク・イン・ザ・フレッシュ」は,昨年飲みました。
このビールに,追加でチェリー果汁と野生酵母を加えて,赤ワイン樽で14ヶ月熟成したのが本作です。
原酒「イン・ザ・フレッシュ」で特徴的だったサワーチェリーの鮮やかな酸味やドライな後口に加え,「イン・ザ・バレル」は野生酵母由来の個性的な酸の香りと,木樽熟成による複雑な味わいが楽しめるそうです。

樽熟成のため,1樽のみの限定生産です。
手間もかかっていますが,生産量も少なく希少です。
なんだか,飲むのがもったいなくなってきました。
賞味期限は2021年なので大切にとっておこうとも思いましたが,とても待てません。
もったいないけど,飲んじゃいます。

それではいってみましょう。
グラスに注ぐと,ルビーレッドの濁った液体です。
炭酸は弱く,泡はありません。
高貴な外観です。
飲むのがもったいない景色ですが,ここまで来たら後に引けません。
そおっと,飲んでみます。
う~ん,ビール感はほとんどありません。
これは果実酒でしょうか。
チェリーの酸味と,独特の渋み。
とっても上品な大人のジュースといったところでしょうか。
ゆっくり味わうつもりが,あっという間になくなってしまいました。

原材料は,大麦麦芽・チェリー果汁・ホップ・糖類です。
IBU20。アルコール度数5.1%。330ml693円

本作のスタイル,ランビックについて少し復習しましょう。
ランビックは,ベルギービールの一種です。
ベルギーの首都ブリュッセルの南西に位置するパヨッテンラント地域でのみ醸造される,特色のあるビールのスタイルです。
ランビックは,ブリュッセルを縦断するゼンネの谷に自然に生息すると言われている野生酵母とバクテリアによる自然発酵で造られています。
ランビックの種類には,グーズ,マールス,ファロ,クリークなどがあります。
クリークは,サクランボを加えて醸造されます。
本作は正統派ではありませんが,個性的な1本でした。

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(2019.11.8.)

AFCチャンピオンズリーグ2020 プレーオフ

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鹿島アントラーズVSメルボルン・ビクトリー

2020年シーズン、公式戦初戦です。
どんなメンバーで試合をするのか興味津々です。
無料チケットがあるのでカシマスタジアムに行こうと思っていたのですが、生憎の雨です。
雨ぐらいで行きたい気持ちが揺らぐ私ではありません。

が、しかし、ぎっくり腰になってしまいました。
今、こうしてパソコンに向かうのもかなり辛いです。
とりあえず、鎮痛剤で我慢しています。
というわけで、本日、自宅観戦です。

それにしても、スターティングメンバー、凄いです。
昨年のメンバー、5人しかいません。
ほとんど別チーム、これは楽しみです。
まだまだ連携は機能していないようですが、ワクワクします。

が、しかし、結果的には、0-1で負けました。
早くも、1冠消滅です。
先が思いやられます。
鹿島に行くか、釣りに行くか、今年も大いに悩みそうです。


スターティングメンバー

GK 1クォン スンテ
DF 22広瀬 陸斗
DF 3奈良 竜樹
DF 39犬飼 智也
DF 14永戸 勝也
MF 20三竿 健斗
MF 4レオ シルバ→後半32分FW 15伊藤 翔
MF 7ファン アラーノ
MF 11和泉 竜司→後半27分MF 41白崎 凌兵
FW 8土居 聖真
FW 9エヴェラウド

サブメンバー

GK 21曽ケ端 準
DF 2内田 篤人
DF 33関川 郁万
MF 6永木 亮太
MF 37小泉 慶
MF 41白崎 凌兵
FW 15伊藤 翔
監督:ザーゴ

No.3566 テットゥ・ド・モール(ベルギー)

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テットゥ・ド・モールは,フランス語で頭蓋骨という意味です。
ラベルのデザインも,頭蓋骨のイラストです。
かわいい感じに描かれていますが,頭蓋骨に変わりはありません。

専用のグラスも別売りで売られているようで,グラスの形が頭蓋骨になっています。
わたくし,頭蓋骨が苦手です。
どうもグロテスクで不気味で,好きになれないのです。
専用のグラスで飲むと,おしゃれにビールを楽しめるとのことですが,全くおしゃれに思いません。
ということで,いつのもダイソー108円ビアグラスでいただきます。

中身の方は,上面発酵の「トリプル」スタイルです。
泡が豊富できめ細かく,コリアンダーとレモンのアロマが特徴とのこと。
やわらかくフルーティな風味を持ち,爽やかで飲みやすい上に,深い味わいも感じられると,販売店の説明にあります。
それでは早速飲んでみましょう。

グラスに注ぐと,クリアーなゴールドの液体です。
口に含むと,とってもフルーティー。
まったりと甘く濃厚で,いかにもベルギービールといった感じです。
ゴクゴク飲むビールではなく,じっくり味わうタイプです。
アルコール度数が高く,パンチが利いています。
複雑な味わいは,副原料によるものと思われます。

原材料は,麦芽,ホップ,小麦,糖類のほか,オレンジピール,コリアンダー,リコリス,アニスを使用しています。
リコリスは,スペインカンゾウとも呼ばれるマメ科の多年草です。
アニスは,セリ科の一年草です。
どちらも,リコリス菓子の原料になっています。
ちなみに,リコリス菓子は,北アメリカやヨーロッパで老若男女を問わず古くから親しまれているグミのようなお菓子です。
日本人の味覚には合わない場合が多く,タイヤのゴムのようと評され,あまり出回っていません。
私も食べたことがありません。

話をビールに戻します。
本作は,ベルギーの老舗デュ・ボック醸造所が造っています。
1858年創業,家族経営の伝統ある醸造所です。

アルコール度数8.1%。330ml657円。
頭蓋骨が何を意味しているのかは不明ですが,美味しくいただきました。
兵庫県伊丹市の小西酒造が輸入しています。

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(2019.11.7.)

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