サッポロの麦とホップ・シリーズ,夏限定の新作です。
2019年7月9日に発売となりました。
この商品は,麦の穀皮を分離するひと手間を加えた「磨き大麦麦芽」を使用し,さらに氷点下で熟成・ろ過することで,雑味を抑えた上品な麦のうまみを感じられる味わいだそうです。
麦芽は,収穫した大麦の種を水に浸し,少しだけ芽が出てきたら水から出して乾燥させたものです。
水分を飛ばして乾燥させることで成長が止まり,麦芽の状態をキープできるという仕組みです。
なぜいったん発芽させるのかというと,麦のままの状態では上手くビールを作ることができないからです。
ビールを作るには発酵させる必要がありますが,発酵とは糖分をアルコールに変えることであり,酵母菌が糖分を食べることでアルコールに分解して外に出すとお酒が生まれます。
麦の場合には発酵に必要な糖分が十分に含まれていないので,糖分を生み出しやすくするためには麦芽にしなければなりません。
と,これが一般的なビールの製麦工程です。
では,本作の麦の穀皮を分離するひと手間を加えた「磨き大麦麦芽」とはどのようなものなのかということですが,それは,企業秘密です。
というか,私にはよく分かりません。
米でいうところの玄米と精米の違いでしょうか。
日本酒では,精米して残った米の割合を%で表した精米歩合というのがあります。
一般に精米歩合が高いと雑味のないお酒になるようです。
ビールでも,同じようなことが言えるのかもしれません。
あくまでも私の想像ですので,その点はお許しください。
それでは,早速飲んでみたいと思います。
グラスに注ぐと,クリアーな黄金色です。
ダイソー108円グラスがいいのか,とっても美味しそうに見えます。
口に含むと,うん,これはうまいです。
とってもスッキリしています。
新ジャンル独特の鼻に抜ける嫌な味もありません。
これはビールと言っても,疑う人がいないのではないでしょうか。
というか,不味いビールよりもずっとうまいです。
パッケージは,白をベースに,商品ロゴや麦のイラストを青色であしらい,夏らしさと澄みわたる味覚特長を表現したとのこと。
暑い日にピッタリの爽やかな1本でした。
消える前にまとめ買いしておきたいです。
原材料は,発泡酒(国内製造)(麦芽,ホップ,大麦),スピリッツ(大麦)です。
アルコール度数5%。350ml113円。
(2019.7.30.)
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