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マザマ醸造所が造るフルーツ・セゾン・スタイルの缶ビールです。
無地の缶にシールを貼っただけのラベルデザイン,渋いです。
いかにもレアものといった雰囲気です。

マザマ・ブルーイングは,ポートランドから車で約1時間半のところにあるコーバリス市にあります。
コーバリスは,人口約5万5千人で,醸造学やホップの研究が強いオレゴン州立大学がある学生街です。
ビールを造るには,最高の環境です。

マザマのオーナーは,ジェッフ&キャシー・トービン夫妻です。
トービン夫妻は,ホームブルワーを経て,2013年に自分の商業醸造所を立ち上げる夢を実現しました。
ジェッフさんとキャシーさんの方針は「自分の飲みたいビールを造る」ことだそうです。
羨ましいです。

自分の飲みたいビールが自分で造れたら,夢のような話です。
羨ましいとは思いますが,とても面倒で自分にはできそうもありません。
それに,自分で飲みたいビールを造ったら,自分で飲んでしまって商売にならなくなりそうです。
それでは,お二人が飲みたいビール,どんなビールなのか,早速飲んでみましょう。

グラスに注ぐと,濃い目の小麦色。
クリアーな液体です。
とりあえず,ピンクでなくてホットしました。
口に含むと,酸味が強いです。
それほどチェリーっぽい感じはありません。
よかったです。
フルーツ系のビールは苦手なので,デザートビールだったら嫌だなと思っていましたが,そんなことは全くありませんでした。
麦芽の旨味やホップの苦みもしっかりしています。
これはうまいです。
ほんのりチェリー,これなら許せます。

原材料は,麦芽,ホップ,小麦,砂糖,チェリーです。
アルコール度数6.7%。355ml660円。
札幌市のファーマーズが輸入しています。
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(2019.7.1.)